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2020.1.20
銀河鉄道999から学ぶオートメーションより大切なもの
お金持ちは機械の体を手に入れて機械人間になります。
ですが、貧乏人は機械の体になれず、生身のままです。
機械人間はみんなの憧れです。
機械の体を手に入れれば、永遠の命が手に入ります。
苦しみもなく楽しく生きていけるのです。
星野鉄郎は機械の体を求め銀河鉄道999に乗って旅に出たのでした。
これは銀河鉄道999という物語のあらすじです。
最近、自動化やAI技術が進むのにともなって、最新のテクノロジーを使い活躍する企業を目にする機会も、増えてきたように思います。
羨ましい。
可能性を振りかざす彼らが単純に羨ましい。という機械化ならぬ、鉄郎化が著しいです。
「うちも単純な作業とか自動で出来ないかなぁ」
「でもコストが。。。」
そうです、銀河鉄道と同じく中小企業は簡単には機械人間になれないのです。
しかし、そんな自動化への想いをボヤき続けた結果、
なんと新入社員の廣川君が自動化を成功させたのです。
毎日決まってあった単純な業務を大幅に削減してくれました。
現在試作品の制作が終わり稼働させているのですが、めちゃめちゃ楽です。
しかもこれが、365日 × 年数 です。
もう最高です。
それではご覧ください。こちらが最新のマシーンです。
にわとり用の自動餌補給器です。
餌箱の餌が減ると貯蓄タンクから自動的に餌が落ちてくるという、まさに現代テクノロジーの結晶のような代物です。
「…買わないんですか?」
世紀の発明を行った廣川君も当初はこんな感じでした。
しかしそこはDIY文化が根付いている大協運送。(すでに毒されている先輩がバシーっと言ってくれます。)
ただ彼も設計図を作り始めた頃から、徐々にノッてきたのか、
「もっと安くしたいですね」と意気込み、
最終的にはパーツをゴミ箱を漁るほどの凄まじい成長を遂げました。
素晴らしいです。
「少しでも業務が楽になれば」
そんな風に思いやり頑張る廣川君を見て強く思ったのが、
結局、機械化などはあくまで「手段」であり、
本当に大切にしなければいけない(羨ましかった)のは、
思いやりをもってその「手段」を生み出してくれる人の存在と、
そんな存在を許容する社風や文化だ、ということ。
そして「大協運送にも既にあったのね」ということ。
ちなみに作中、キャプテンハーロックはこうも言っています。
「親から子へ、子からまたその子へ血は流れ、永遠に続いていく。それが本当の永遠の命である。」
機械化が人を豊かにしたのではなく、豊かにしたいという思いが先にあっての機械化なのだ。
その社風や文化にこそ、継承という名の永遠の命を注ぐべきなのだ。
と、作りかけの2号機を見てハーロック化し始めた今日の午後でした。